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第609回 北日本放送番組審議会概要

 北日本放送では、放送番組の向上と適正を図るため、年10回、番組審議会を開催しています。議題は番組等に関することで、委員は9名で構成されています。北日本放送では、審議会で出されたご意見を番組制作等の参考にさせていただきます。 番組審議会の模様は、「あなたとKNB」(毎月第一土曜11:38~11:45)内で放送いたしますので、ご覧下さい。

1)開催日時

2022年9月13日(火) 午後2時~午後3時

2)開催場所

北日本放送 8階大会議室

3)出席委員(敬称略)

委員長

高木 利久 (富山国際大学 学長)


副委員長

岩本 聡  (北日本新聞社 専務取締役 論説・編集・制作・映像ソフト担当 編集局長)
委員

梅澤 礼  (富山大学 人文学部准教授)
田中 美弥 (野菜ソムリエ上級プロ)
西山 貞義 (富山中央法律事務所 弁護士)
水野 カオル(Ponteとやま代表理事)
東出 悦子 (アイペック代表取締役)
福村 章  (北陸電力 常務執行役員 原子力本部長)

 

北日本放送側出席者
瀧脇社長、佐伯常務、河原報道局長
本田報道担当部長、大野ワンエフ編集長
《事務局》土肥コンテンツ局長、中川考査担当部長、横島

4)議題

 (1)北日本放送制作テレビ番組合評
  ワンエフ「学校、明日のカタチ」
  7月1(金)午後6時55分~7時56分放送

 

 (2)その他
 ・「視聴者の声(6/21-7/20)(7/21-8/20)」視聴者対応について

5)審議内容

・北日本放送が制作した上記番組の合評を行った。

6)審議概要

・制服と校則、とっても良いテーマだった。学校では皆と同じであることが求められ、個性は否定される。ところが社会に出ると個性を発揮しろと言われる。多様性が尊重されるようになるためには、教育・学校を変えていくことが必要だと思う。

 ・富山県内に限らないのだろうが、いまだに下着の色を指定したり、教師が髪を切ったりするという、人権を無視したような校則が残っていることを改めて思い知らされた。一方、紹介された高岡南高校や早月中学の取り組みは、生徒が自主的に多用性を認めTPOを学ぶことにつながる良い試みで、他校でもぜひ検討してほしいと感じた。

 ・制服と校則の問題はSDGsにつながると思うが、部活などによる教師の長時間労働問題は少し関連性が薄かったかもしれない。ただ、課題であることは間違いないので、学外指導者の人選、地域の人の声、教育委員会へのインタビューなどを盛り込んで、是非掘り下げて番組にしてほしい。

 ・制服や校則を見直すことは個性の尊重につながるのだろうが、多様性と個性の尊重を安易に結びつけて良いものだろうか?モーリーさんが「自由はただじゃない」と言ったように、個性が認められるためには果たすべき義務、守るべき規範がある。多様性と何でもありとは全く別物である。

委員からは以上のような意見がありました。北日本放送では委員の声をこれからの番組作りに反映させていきます。

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